燃えつきたあとに

Toshiaki Takada
6 min readDec 30, 2020

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Fight for what? Fight for whom?

この夏転職した。前職はいろいろあったけど人間関係とか cultural な部分で問題があったわけではないのであまり書くことは無い。今から書くのは 2018年9月まで 1年 2ヶ月勤めた前々職のこと。

辞めた理由はいろいろあったけど、自分が十分に performance を出せなかったという部分はもちろんあった。それはそれとして、かなり早い段階で会社の culture に違和感を感じ、そもそもその team の一員でいることにちっとも誇りが持てなかったというのは大きい。

まず cosmetic なことだけど Slack、社内の communication はほぼ 100% Slack。ただ Slack で皆がやたらと GIF animation を post すること。とにかく engineer は仕事時間の 50% くらいは GIF animation を貼り付けるんじゃないかというぐらい競争をしていた。とにかくみんなが channel にベタベタと貼り付けるので、Slack の画面はどこ開いててもいつもくだらない何かが動いてて、Slack window が画面上にあるだけでじっくり考えるような仕事には邪魔だった。面白いのもあるが度が過ぎててちょっとついてけないなと思い始めるのにそれほど時間はかからず、ある時点から post されるたびに即座に画像を hide するようになった。

2つ目も似たような話だが、会社で security awareness の policy を啓蒙しているのだかなんだか知らないが computer を screen lock をしないで離席するとそれを狙ったハイエナのような奴がそこら中にいて無差別に Slack の screen を乗っ取り public channel に “cheese” と書き込む。入社して最初の1週間で2回やられた。ちっとも面白くないし他のやつに仕返ししたいとも思わない、ただ不愉快。それ以降かなり気をつけて screen lock するようになったが、こんなことする会社には今まで勤めたことはない。ある時、同じ team の engineer が他の engineer の Slack に “cheese” するために USB drive に何かの cracking tool を仕込んできて screen lock がかかっててもそれを unlock して “cheese” を書き込んでた。そういうのを creativity って言えばいいのかどうか。

果たして上の 2つは別に大したことじゃない、多分キラキラした startup では良くあるような話だろう。ここからが本題。

自分が入社して最初の 1週間くらいだったと思う。社内の Slack channel はほとんどが public で当然誰でも見れる状態。そこで自分の boss (executive 以外では highest ranking) が突然 code の snippet だけを team の channel に post した。一瞬考えた後、どうやらそれは interview の candidate が送ってきた code の snippet のようだと気づいた。そしてその post には即座に team の他の member からバカにしたような comment が当然のように付いた。この会社の interview process は onsite の interview の前に coding challenge というのがあって、6時間くらいでできるような課題を1週間で提出するよう求められる。自分もその課題を提出したが、入社できたくらいだから一応それは qualify したのだろうと思う。しかし、誰がどのような code を提出しようと、少なくともある程度自信を持って提出した code がよもや社内の Slack channel で笑いのネタにされてるとは思いもよらないだろう。Hiring の process の中で技術力を評価しなければならないのだからなんらかの judge はしないといけないと思う。しかし code は人格では無いし、ましてやバカにしたり笑い者にするなど public channel でやるというその神経に到底仲間にはなれないなと思った。同じようなことが interview のたびに何度か行われ、見たくもない人格否定を見せられた。Closed な hiring committee の中で議論すればいいものをなぜ public channel でやるのだろうか? Public channel は社内の誰でも — 若い engineer も sales も executive も将来入社する誰でも見れる文字通り public な場所だ。そのような場所に便所の落書きのような comment を残す神経が全く理解できないし、CEO や CTO に溺愛された top ranking の engineer がそれを書けば文句を言えるやつは少ないだろう、そして経験の浅い若い engineer は startup とはこういうもんだと思って真似をするかもしれないし実際にしていた。最悪だ

それともう一つ。入社してしばらくすると、彼らがしきりに J という人物のことをバカにしているのを見るようになる。どうやら自分が入る一年くらい前に退職した senior engineer だったようで設立 2年目くらいから 5年弱は働いていたようだ。同じ team で core の code を随分残しているのは git log/blame を見れば明らかだ。少なくとも production で使っている code には彼の書いた library がかなり使われており、到底バカにするようなことではない。100万歩譲って彼の code がクソだったとしても (多少癖はあったが全くクソではない)、すでに辞めた過去の employee の話を持ち出して Slack でネタにするとは随分程度が低いと思うし、それを top engineer が率先してバカにするもしくは見て見ぬふりだから何をか言わんや。一回 boss との 1 on 1 の時に聞いたことがある、J とは一体どういう人物なのか、なぜそんなにみんな J のことをバカにするのか? Boss はこう言った、あぁそういう blame someone ていうのはネタで culture なんだよはっはっはー、だとさ。仮にネタだとしても名指しで ex-employee をバカにしているのを見たら、自分も辞めたらいろいろ言われるんだろうなと思うのが普通。ましてや辞めた社員も interview を qualify しなかった candidate も一緒に仕事はしなくても customer になる可能性はあるんだから、思っていてもそんなことは言わないのが professional というものだ。一緒に働いていないというのはただ単にその時点で match してないだけの話で enemy では無いのだ。

こういう事が最初の数ヶ月でかなりあって、どうもこの連中とは気が合わないなとかなり早い段階で心を閉ざしてしまった。結局この会社には 1年2ヶ月しかいなかったわけだけど、自分としては 1年2ヶ月も良く我慢できたなという感じ。Glassdoor の review はかなり高い(4.8)けど、控えめに言って BS。

Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか?

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